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青チャート数学3Cの303ページの基本例題178の小問(2)の、 曲線 y=-cosx(0<=x <=π)と、 y=1/2, y=-1/2, y軸に囲まれた面積の計算について

    Kay Mai (id: 4069) (2025年4月22日18:12)
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    大学受験で、理系数学をチャートで勉強している受験生です。 数学3積分の面積の計算で、積分の計算について質問いたします。 青チャート数学3Cの303ページの基本例題178の小問(2)の、 曲線 y=-cosx(0<=x <=π)と、 y=1/2, y=-1/2, y軸に囲まれた面積の計算です。 解説では、高校数学の範囲では、 y=-cosxをx=g(y)の形に出来ない。 そこで、置換積分法を利用すると、簡単に書いてあります。 そして、 y=-cosxから、dy=sinxdy として、 S=∮(範囲-1/2から1/2まで)xdy=∮(範囲π/3から2π/3まで)xsindx =[-xcosx](範囲π/3から2π/3まで)+∮(範囲π/3から2π/3まで)cosxdx =-2π/3(-1/2)+π/3•1/2+[sinx](範囲π/3から2π/3まで) =π/3+π/6+0=π/2 と書いてあります。 ここで、置換積分を用いているようですが、 y=-cosxは、 なぜdy=sinxdxとして変換すれば、 x=f(y) の式に変換できるのでしょうか? y=-cosxより、 dy/dx=(-cosx)dx dy/dx=sinx となりますが、 そこから、なぜ x=f(y)の式に変換できるのか、置換積分の式変形の過程が理解できません。 積分の分野は勉強不足なので、詳しくご教示頂けましたら幸いです。

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    回答

    くさぼうぼう : (id: 1236) (2025年4月22日20:42)
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    Kay Mai さん、こんばんは。初めての方ですね。よろしく。 $y=f(x)=-\cos x$ の逆関数(というか、yをxについて解いた式)を $x=g(y)$ とします。これを使うと求めるものは $$\int_{-\frac{1}{2}}^{\frac{1}{2}} g(y)dy$$ と書けるのは大丈夫ですか? また $g(f(x))=x$ も大丈夫ですか?gはfの逆関数ですからね。 ここでyを$-\cos t$ と置換しますよ。混乱を避けるためにxではなくtでいきます。 $y=-\cos t$ を微分して $dy=\sin t dt$ はいいですか? また、g(y)はーcosxの逆関数なので、 $g(-\cos t)=g(f(t))=t$ となりますよ。 積分範囲については大丈夫かな? 以上より、 $\int_{-\frac{1}{2}}^{\frac{1}{2}} g(y)dy=\int_{\frac{\pi}{3}}^{\frac{2}{3}\pi} g(-\cos t)\cdot \sin t dt=\int_{\frac{\pi}{3}}^{\frac{2}{3}\pi} t\cdot \sin t dt$ という置換積分になります。模範解答では置換する変数にxをそのまま使っていますが、置換積分というなら文字を変えるべきです。 これで大丈夫ですか? ただ、この方式の積分は、あまり置換積分などと考えなくてもいいのです。 $\int_{-\frac{1}{2}}^{\frac{1}{2}} x dy$ のdyの部分を $y=-\cos x$ を微分することにより $dy=\sin xdx$ にしてやれば、積分に関して出てくる文字はxのみになったので、積分範囲を考慮すれば普通に積分ができます。yで積分するところをxで積分するように変形したと考えます。この考えの方が一般的で、いろいろな積分で使えます。たとえば(1)だって、$dy=\dfrac{e}{x}dx$ として $\int_{-1}^{2e} x dy=\int_{\frac{1}{e}}^{e^2} x \dfrac{e}{x}dx=\int_{\frac{1}{e}}^{e^2}edx $ で求まります。これならx=…の式を作らなくてもできますね。 問題集のこの問題の目的が置換積分の利用ならしょうがないですが、普通ならもちろん別解のようにやりますね。 これで大丈夫ですか?ここでは会話型を目指しています。これを読んだら、わかったとか、まだこのへんがわからないから説明してほしいとか、コメント欄になにか返事を書いてください。返事がないと、せっかく書いたものを読んでくれたのかどうか、書いたものが役に立ったのかどうか、こちらではわからないのです。コメントよろしく。
    Kay Mai (id: 4069) (2025年4月22日22:53)
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    詳しくご教示頂き、ありがとうございました。大変分かりやすく、ようやく理解できました。 y=f(x)の逆関数が、 x=g(y)であり、 そこから丁寧に置換積分で置き換えると、式変形が、 ∮g(y)dy=∮g(f(t))sintdt=∮t•sintdt となり、積分の面積を計算できると分かりました。 参考書では、おっしゃる通り、 y=-cosxを微分して、 dy=sinxdx として、 そのまま ∮xdy=∮xsinxdxとして計算していますが、このような形で、yの式を微分して、 dy=f’(x)の式に置き換えるだけで、xの式での積分で計算できるのですね。 面積の計算の場合の積分の置換積分の計算手順は、複雑ですが、ようやく理解できました。類題を解いて勉強していきたいと思います。 ありがとうございました。

    くさぼうぼう : (id: 1236) (2025年4月22日23:36)
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    どういたしまして。お役に立ったのなら良かったです。またどうぞ!

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