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グラフ
赤線のところについてです。
y’=0は存在しないと書いてあるんですが、
y’=0は私の書いた上のグラフの黒丸のところじゃないんですか???
また、赤線の下のところについてなのですが💦
奇関数とか偶関数ってどうやってわかるんですか?
回答
百花さん、
よく読んで。「y’≠0(y’は存在しない)であるが」です。この場合y’は微分係数のことで、つまり接線の傾きです。x=±√3のところでは接線は引けませんね。定義に従って微分係数を計算しようと思っても、右からx→√3だとy’=6、左からx→√3だとy’=-6となってしまうためx=√3のところではy’が定まりません。このことを「y’は存在しないので、y’=0ではないですが、でもx=√3で関数は減少から増加に転じているので極小値にはなっています。」と言っているのです。x=-√3のところでも同様に、右からと左からの極限値が一致せず、微分係数はありません。その尖った点では接線も引けません。でも増加から減少に転じているので、そこは極大値になっているのです。y’=0のところだけが極大極小ではないよ、y’が存在しないところで極大極小になることもあるぞ、と言いたいのですね。これでわかりますか?
奇関数・偶関数は、絶対値が付いていない多項式の場合は簡単で、全部の項が奇数次なら奇関数、偶数次ばかりなら偶関数なのです。そもそもの名前の由来はこれです。奇数次ばかりでできている関数の場合はたとえばf(-3)=-f(3)になります。負の数を奇数乗すると負の数になりますので。偶数次ばかりの関数ではf(-3)=f(3)になります。負の数を偶数乗すると正になるからです。このあたりは3次や4次で確かめてみるといいです。
で、多項式でなくてもこの性質を持つ関数を、偶関数とか奇関数と呼ぶことにしました。
f(-a)=-f(a)が常に成り立つ関数を奇関数。f(-a)=f(a)が常に成り立つ関数を偶関数と呼ぶことにしたのです。たとえばサインは奇関数、コサインは偶関数です。今の問題は絶対値付きの関数なので、すべての項が偶数次とか奇数次とか言いにくく、f(-a)が-f(a)になるのかf(a)になるのかを確かめて判断しますよ。もちろんどちらでもないことの方が多いですが。この関数ではf(-a)=-f(a)が常に成り立つ関数だと確かめられるので奇関数だと分かります。それなら奇関数の特徴である「グラフは原点について点対称になる」こともわかって、グラフが正しいことが確認できますね。ま、この問題を解くに当たっては特に必要な事柄ではないですが。
これで大丈夫ですか?
あーなるほど🤩接線が引けないということはそもそも接線の傾きy’は存在しなくて、y’=0ではない。しかし、↗︎↘︎となってるから極大値にはなる。ということを言っていたんですね!
偶関数、奇関数についてもありがとうございます!思い出せました!!
お役に立ったようでよかったです。奇関数・偶関数、ちょっと説明がしつこかったみたいでしたね。
そんなことないです💦めっちゃ丁寧でわかりやすかったです!
✍️🍰