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『幾何学基礎論』の基本命題
回答
いま、書き終わって、あなたの追加の文(冒頭)を発見しました。投稿時には十分点検をお願いしますね。
怪しい問題を考えさせてしまい、申し訳ありません。4つの文献を確認した所、そのうち3つには訂正文の公理がないようなのです。そのため、はじめに提示した公理だけで証明可能なのかも知れせん。ただ、確実なことが分からないので、質問はキャンセルしました。 証明、読みました。正直、最初納得しました。ところがよく反省してみると、頭に点列を思い浮かべながら読んでました。そこで、考え直してみます。 有限だからどこかで間にある点がなくなるというのは、図形的直観に基づいていると私には思われます。 なぜなら、bet(A,Q₁,P₁)、bet(A,Q₂,Q₁)と調べていったときに、bet(A,P₁,Q₂)とはならない保証がないからです。もしこれが可能なら、操作は無限に繰り返すことができると思います。…どうでしょうか?
用いている記法があなたのものと違っていてすみません。k+1などを小さく書く方法が分からず…。
本質的には、ある二点A、Bの間の点が有限だとしても、AとBの間の一点をPとしたとき、AとPの間には無限に点があるかもしれないのです…。
つまり、「AとPの間の点はすべてAとBの間の点である」という仮定が暗黙に使われているように私には思われます。しかし、この仮定が成り立つなら【補題】 bet(A,P,B)∧bet(A,Q,P)⇒bet(A,Q,B) 成り立つのは自明です。 もし私の理解に間違いがなければですが…。
自分の文章を読み返していて、分かりづらいと感じたので整理します。言いたいことは次のことに集約されます。 まず、二点間には無限に点が存在するという目標命題を証明するために、 【補題】 bet(A,P,B)∧bet(A,Q,P)⇒bet(A,Q,B) を証明する方針を立てました。この補題が証明できるなら、目標命題も証明可能なのです。 くさぼうぼうさんの回答は、A,Bの間の点が有限だと仮定すると、点を一つずつ調べていったときにいつかは間に点がなくなるというアプローチです(私はそのように理解しました)。このとき、調べるごとに間の点が一つずつ減っていくということが暗黙に前提されているように思えました。しかし、なぜ一つずつ減っていくと言えるのかを考えてみると、 「二点A,Bの間の任意の点をXとしたとき、AとXの間の任意の点はAとBの間にもある」 ということがあらかじめ仮定されていると考えざるを得ませんでした。しかし、この仮定こそが元々証明したかった当のものなのです。
正確には一つずつ減っていくのではなく、一つ以上ずつは減っていくというべきですね。
【補足】 『幾何学基礎論』では、「点」、「直線」、「平面」や「間にある」等の用語が何を意味しているのかは不明で、それらの間の関係のみが公理によって間接的に定義されています。ただし結合公理では点と直線および点と平面の結合関係が定められていますが、点と直線が結合することを、「直線が点を通る」などと言い換えられてもいます。そういう表現は「結合関係」という、一種類の何らかの二項関係を表現しているのです。
ヒルベルトの幾何基礎論という物の全体は承知していませんが、推論の論理として背理法は使えないのでしょうか?
背理法は使って大丈夫です。(ヒルベルトは多くの命題の証明を省略しているのでよくわからないのですが…。この命題は本全体の中で3番目の命題で、命題1〜3の証明はすべて省略されています。とはいえ、多分背理法使っていいと思います。)
質問に間違いがあったと思われます。恐らく、証明不可能な命題でした。 無駄な手間と時間をとらせてしまい、申し訳ありませんでした。