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速さの問題
小学6年保護者です。写真の問題になります。
文字を使うやり方しか分からず。。
受験算数で解ける方法で教えていただけますでしょうか。
解答には(200×3+300)÷2=450 とあったのですが、
どのように説明すれば良いでしょうか。
お手数をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。
回答
purin さん、こんにちは。初めての方ですね。よろしく。
申し訳ないですが、まだ算数的な解き方がわかっていない状態です。
放っておくわけにもいかず、とりあえずお返事を書きます。
文字を使ってまず解いてみました。PQ間の距離をxとして、AさんとBさんの速さの比は、1回目に出会うまでも2回目に出会うまでも同じだし、一定の時間では速さの比は距離の比と等しいので…という式を立てました。一般の形で解きたいので、200=a、300=bとして解きますよ。
(Aさんの距離):(Bさんの距離)でいきます。
$a:(x-a)=(2x-b):(x+b)$
$(x-a)(2x-b)=a(x+b)$
$2x^2-(2a+b)x+ab=ax+ab$
$2x^2-(3a+b)x=0$
$x\ne 0$ なのでxで割って
$2x-(3a+b)=0$
$x=\dfrac{3a+b}{2}$
となりますので、たしかに
(200×3+300)÷2
でPQ間の距離は求まります。
しかし、この解法は2次方程式ですので、これを算数化するのは至難です。
3a+b は同類項を集めた結果ですので、直接的には 3a+b には意味付けできません。
1次方程式や1次連立方程式で解けるものなら算数化できますが、2次方程式の解法は算数化できません。
申し訳ないですが、purin さんと同じところで止まっているのだと思います。
もうすこしがんばってみますし、他の方が回答してくれるかもしれません。
もうしばらくお待ちください。
もしその式での解法が分かりましたら、教えてほしいです。興味がありますので。
コメント欄になにか返事をいただければ幸いです。
$\mathrm{A}$ さんと $\mathrm{B}$ さんの二人の移動距離の合計に着目します。$1$ 回目の出会いまでには、二人はお互いに向かって進むため、合計移動距離は $\mathrm{PQ}$ 間の距離と等しいです。$2$ 回目の出会いまでには、$1$ 回目の出会いの後、二人はそれぞれの終点($\mathrm{A}$ は $\mathrm{Q}$、$\mathrm{B}$ は $\mathrm{P}$)に向かって進み、折り返して $2$ 回目の出会いを迎えます。このとき、二人が進んだ合計移動距離は $\mathrm{PQ}$ 間の距離の $3$ 倍です。よって、$1$ 回目と $2$ 回目の出会いまでの合計移動距離の比は $1:3$ です。
ここで、二人の速さが一定であるため、移動距離の比と時間の比は等しいです。$1$ 回目と $2$ 回目の出会いまでの時間の比が $1:3$ であるため、それぞれの人が進んだ距離の比も $1:3$ です。$\mathrm{A}$ さんは $1$ 回目の出会いまでに $200 \ \mathrm{m}$ 進んだため、$2$ 回目の出会いまでに $200 \times 3 = 600 \ \mathrm{m}$ 進んだことが分かります。
$2$ 回目の出会いのとき、$\mathrm{A}$ さんの移動経路を考えると、$\mathrm{P}$ を出発し、$\mathrm{Q}$ に一度到達し、折り返して $\mathrm{P}$ に戻る途中です。そのため、$\mathrm{A}$ さんはあと $300 \ \mathrm{m}$ 進むことで、$\mathrm{PQ}$ 間を $1$ 往復することができます。つまり、$\mathrm{A}$ さんは $\mathrm{P}$ を出発して $600 + 300 = 900 \ \mathrm{m}$ 進むと $\mathrm{PQ}$ 間を $1$ 往復します。
$\mathrm{PQ}$ 間の距離は、その半分の距離であるため、$900 \div 2 = 450 \ \mathrm{m}$ です。
これらの計算をまとめて書くと、$(200 \times 3 + 300) \div 2 = 450$ という式が得られます。
綾野さん、まいりました!なるほどね。すごいです!しょっちゅう応援に来てください!! それにしても、中学入試の問題は数学の方から考えると「問題」ですね。こういうのが解ける生徒を探しているのですね。その人(児童)を見極めるにはもっと違う観点があるだろうにね。かく言う私も過去にはこういうの作っていたんです。反省してますよ。
このサイトを常に確認しているわけではありませんが、可能な範囲でお力になりたいと思っています。その「問題」は、数学よりもはるかに難しい課題です。ここで、その議論をすることを私は避けますが、人を見極める観点を考えることは有意義だと思います。